縄文時代中期前半
勝坂(かつさか)3式土器
三鷹市坂上遺跡出土
最大径38cm 現存高33.5cm
文献:1990『三鷹市域の遺跡』
★勝坂式土器の中でも、この時期のものが最も造形的に派手なようです。胴部がくびれ、底部付近がそろばん玉のように屈曲するメリハリのあるプロポーションが特徴的です。
縄文時代中期後半
加曽利E(かそりいー)2式土器
三鷹市出山遺跡出土
推定口径42cm 現存高30cm
★口縁部へ向かって大きく広がる、キャリパー形とよばれる器形が加曽利E式の特徴です。口縁部文様帯直下に、文様の空白部を配することが確立するのがこの時期の特徴です。
縄文時代中期後半
加曽利E(かそりいー)3式土器
三鷹市井の頭池遺跡群A出土
口径43cm 現存高33.5cm
文献:1980『井の頭池遺跡群A』
★写真の土器は、加曽利E4式の特徴をもつ土器と、入れ子のような状態で土坑墓中より発見されました、E3〜E4式の移行期に属する資料と考えられます。
中期編
特集! みたかの縄文土器
企画展示室