小原流(おはらりゅう) 瀧島佳春

 約5,500年前の縄文土器に出会った時の衝撃と感動は未だ忘れられません縄文繁栄期の直前のものと伺うに、そのフォルムは現代にもみることの出来る洗練されたものです。
 スリットな土器の側面からの力強い「呼びかけ」に圧倒され、時を経た植物を!と直感しました。
 貴重な体験に感謝いたします。

花材・・・枯糸芭蕉、菊、アロエ
 五領ヶ台式土器(約5,500年前)島屋敷遺跡出土

 UR新川・島屋敷通り(新川団地)の建替工事に伴う発掘調査で出土しました。関東地方にはまだ人口が少なく、やがて来る縄文中期繁栄期の直前期に相当します。五領ヶ台式土器が作られた時期は短いこともあり、とても珍しいものです。