大和花道(やまとかどう) 小澤星洸

 花材を考えあぐねていましたが、偶然リンゴの枝をみつけました。火焔土器に負けない力強さをその張りに感じ選びました。
 また秋から冬にかけて吹く武蔵野の風を思い、風になびく南天の枝と、冬の日差しの中に輝く「つわぶき」の緑と、南天の赤い実を加えました。

花材・・・リンゴの枝、南天、つわぶき

 勝坂3式期土器(約5,000年前)市立第五中学校遺跡出土

 信濃川流域を中心に出土する火焔土器にも通じる文様が作られています。当時地元で作られた勝坂式とは明らかに異なるが、火焔土器そのものでもありません。人の移動や文化交流を反映していると考えられます。