小原流(おはらりゅう) 橋本依功子
 
代花 嵯峨御流(さがごりゅう) 土井愛甫


 土器に流派は関係なく超越していると思い、病気の友の代わりに生けました。

 庭の酔芙蓉の実 私が生けたかった 祈るように願った 紫陽花 小さいながらピンクの一輪咲き 霜に耐えた葉を 土器へ


花材・・・酔芙蓉の実、紫陽花の古い花と新しい花

勝坂3式土器(約5,000年前) 市立第五中学校遺跡SI-56住居跡出土

 勝坂式は、南関東の縄文時代で最も派手な土器です。この土器の大型の飾りは1ヶ所のみで、始まりも終わりもない、ひとつながりの円周上に描かれた土器文様にも、正面観があることがわかります。正面から見た文様は人面のようにも見えます。